【国家資格】図書館司書 取得への最適解!

図書館司書 取得のすすめ

ここでは近畿大学通信教育部図書館司書コースで国家資格「図書館司書」を取得するための手順を私自身の経験から解説する。

前提として、私は2022年4月1日から近大図書館司書コースへ入学し、2022年9月30日付で全単位を取得し、図書館司書資格を得ている。

1年の在学期間が与えられていたが、6ヶ月という期間で資格取得に至った。

なお、私は社会人(大学職員)として平日(そして土曜日も)必ずしも少なくない労働時間で働いている。
それでもなお約半年という期間で図書館司書を取得できたのであるから、個人的にはこれ以上無駄のない学習計画だったと信ずるものである。

ここで紹介する内容を参照していただければ、誰でも同様に短期間で図書館司書を取得できると思う。再現性の高さは保証する。

ただし、私は「はやく資格取得する」ことを必ずしも推奨しているわけではないし、資格自体を最重要視することはナンセンスであるとも考えている。

あくまで「図書館学」「図書館情報学」という、“課題解決のための情報へ適切かつ効率的にアクセスする技術・物の見方・考え方”を教養として身に付ける。そのこと自体におもしろさを見出してもらいたいと思う次第である。

実際、図書館司書資格取得の過程で学んだり考えたり調査した経験は、私の情報探索能力を著しく向上させ、それに伴って知的世界もぐんと拡張することができた。

それを幾ばくかでもこれを読むあなたに還元できていることを願う。

Ⅰ.「司書」とはどのような資格か?

具体的な学習方法のコツに入る前に、端的に「司書」という資格について概要を説明しよう。

図書館法第4条3項において、「司書は、図書館の専門的事務に従事する」と規定されている。

つまり、図書館員(特に司書)は、人々の読書・学習・研究に必要な資料を収集し、人々が求める資料や情報を適切に提供する、またはその方法を案内するなど、情報サービスこそが基本的かつ本質的な役割となる。
参考 図書館法e-Gov 法令検索

司書になるための資格の取得方法は以下の三通りである。

1)大学(短大を含む)又は高等専門学校卒業生が司書講習を修了し資格を得る。
2)大学(短大を含む)で司書資格取得に必要な科目を履修し卒業を待って資格を得る。(→これには通信制・夜間・科目等履修を含む)
3)3年以上司書補としての勤務経験者が司書講習を修了し資格を得る。
参考 司書について文部科学省

私の場合は要件1)、つまり「学士」の学位を取得しているという基礎要件を満たしたうえで、司書講習を修了した。

Ⅱ.履修のコツを解説

さて、それでは実際にどのように学習を進めていくか、解説しよう。

なお、私のやり方が唯一の正解ではないし(タイトルに「最適解!」と謳っておきながら!)、個々人の現実の生活や能力差などもあるから必ずしもこの通り進めるべしとは言わない。参考程度に読んでいただければ幸いです。

Ⅰ-1.履修計画

私は2022年1月に近畿大学通信教育部図書館司書コースへの入学手続きを済ませ、資料が届いた時点ですぐさまそれに目を通し、以下のように情報整理と履修計画を立てた。

コツは、メディア授業を受けるための前提となる「情報サービス論」および「情報資源組織論」のレポートを入学早々に提出することである。
※メディア授業の申込期間は学期の最初に設定されている。

このとき、併せて確認したいのが「科目週末試験」の情報である。

各月の試験日と試験申込期間を確認することで、おのずとレポートの締切日も設定できる。

前提として、1回の科目終末試験で受験できるのは4科目(午前2科目、午後2科目)である。
なおかつ、それぞれの科目は午前で受験するか午後で受験するかあらかじめ決まっている。

これを踏まえずにむやみにレポートを作成、提出しても月に一度しかない科目終末試験を有効に使うことができない。

例えば、「図書・図書館」「生涯学習概論」「図書館情報技術論」「図書館サービス概論」のレポートを提出したとしても、いずれも試験時間が「午前」に限定されているので、終末試験ではそのうち2科目しか受けられない。すると最大の4科目受験という早期修了のための必須条件を満たせなくなってしまう。

そのあたりは、科目の難易度(テキストの目次とパラパラ全体に目を通すことで推し量る)、自分の興味関心、試験時間帯(Am/Pm)などを総合的に判断し、個々人で学習スケジュールを組み立てるのがよい。

ちなみに試験時間割は以下の通りである。

《試験時間割》
■午前の部

Web受験事前準備時間 10:10~10:25
1科目受験 10:30~11:20(50分)
2科目受験 10:30~12:10(100分)

■午後の部
Web受験事前準備時間 13:10~13:25
1科目受験 13:30~14:20(50分)
2科目受験 13:30~15:10(100分)

また、「図書館情報技術論」「図書館情報資源概論」「図書館情報資源特論」はレポート添削期間が長いことで有名なので、その点もあらかじめ考慮の上レポート作成に取りかかりたいところである。

私の場合は、上記で作成した履修計画をグレーで塗りつぶしながら進捗管理を行った。最終的には以下が完成形。

御覧の通り、レポートも試験も全部一発合格! などという要領のいい人間とは異なり、再提出や再試験をこなしながらの泥臭い資格取得であった。

しかしだからこそ私はこうして情報を発信できるとも思っている。
つまり、私如きでもやれたのだ。あなたも自信を持っていい。

Ⅲ.合格レポートを公開!

さて、次に実際に私がどのようなレポート設題に対し、どのようなレポートを作成したか、またどのような資料を参照したかをまとめたので参考にしてほしい。

まさか図書館司書を取得しようとするものに「ネット上のブログからコピペしてレポートを書く」などという愚かしい行いをする輩がいるとは思えないけれど、一応、体裁として、注意勧告しておく。

注意!
合格レポートを掲載しているが、あくまで参考までとしていただき、丸写しや剽窃などは行わないでいただきたい。
(厳密に言えば、やってもいいけれども自己責任である。第一そんなことをしても「図書館司書」に必要な知識や技術など決して身に付きはしない。それと図書館学の教員は情報検索のプロだ。書かれたレポートのオリジナリティがどの程度かなど調べればすぐに分かる。舐めてはいけない。)
【近畿大学図書館司書】図書館概論[2022] 合格レポート 【近畿大学図書館司書】情報資源組織論[2022] 合格レポート 【近畿大学図書館司書】情報サービス論[2022] 合格レポート 【近畿大学図書館司書】図書・図書館史[2022] 合格レポート 【近畿大学図書館司書】生涯学習概論[2022] 合格レポート 【近畿大学図書館司書】図書館サービス概論[2022] 合格レポート 【近畿大学図書館司書】図書館情報技術論[2022] 合格レポート 【近畿大学図書館司書】児童サービス論[2022] 合格レポート 【近畿大学図書館司書】図書館制度・経営論[2022] 合格レポート 【近畿大学図書館司書】図書館情報資源概論[2022] 合格レポート 【近畿大学図書館司書】図書館情報資源特論[2022] 合格レポート

参考リンク集

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